コロナ禍の日常を描いた話
デリバリーのお兄さんの「ウラジミル(？)」が呪文のように聞こえ、可笑しくて一気に引き込まれた。このお方と獅子座流星群のお陰で、観ている側のコロナ禍という閉鎖的な負の気持ちを和らげてくれたと思う。
獅子座流星群(流れ星)を見た時の気持ちは、どんな人でも一瞬訪れる最強の癒しだと思う。抗えない自然の事象、コロナと獅子座流星群。対極の２つの組み合わせ、うまいなぁ。
後世コロナを知らない世代がこの映画を観ても、会話の意味が分からないだろう。しかし、この時代を生きた私達は進化し続けたウイルスを目の当たりにし、まるで自らがホラー映画の中にいるような感覚さえあった。そんな日常をユーモアを交えながら描いたこの作品は貴重だと思う。
