★コンビニバイトは天下無敵の称号だ
【BS/WOWOWシネマ/放送録画視聴/ビスタサイズ】
楽な気持ちでこそ受け止められる映画と言える。
コメディーの名手である福田監督作品としては笑いは押さえられており、ファンタジー色の強い映画となっている。みんな大好きなサンタクロースを題材にしたマンガの実写化は、大胆で難しい気がする。出演の吉沢亮をはじめ、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐は個性溢れる人物を好演していた。特に吉沢亮はどんなジャンルでも演じられる役者として確認できた。
黒いサンタで構成される「サンタクロースハウス」はブラック企業として皮肉を込めて描かれている。しかし、世界の子供たちにプレゼントを贈るという使命感は誰もが持っている。プレゼントを贈る涙ぐましい努力は丁寧に描かれていた。しかし、この映画は後半からCG中心の怒涛の展開になる。アニメにも似たスペクタルシーンは残念ながらチープな感じだった。この映画に合わせたためかどうかは分からないが…。ラストも今一理解できなく残念であった。
まあ、この映画は前にも述べたが楽な気持ちで観てこそ活きる映画かも知れない。あと、環奈ちゃんには驚いた。
