元レンタル担当

ツインズの元レンタル担当のレビュー・感想・評価

ツインズ(1988年製作の映画)
4.2
【箱入り息子には旅をさせよ!?】

凸凹兄弟の再会によって自分達のルーツを探る為、道中巻き起こるドタバタ劇を描いたハートフルコメディ。

ツインズとは…
“双子”という意味があり、
双子特有の動作がシンクロすることや口にしなくてもお互いの考えていることが分かるという理論では説明できないような神秘的な強い繋がりがある。

双子ではないが私にも1個違いの兄弟がいる。
昔から2人を足したら完璧なのにね…なんて言われて育ってきた。
性格は真逆で私にはない価値観を備えていて時と場合によってそれが羨ましいなと思うこともあれば損してるなと思うこともある。
結局、人生上手に生きたいなと願うあまり自分には欠けている部分に対してのないものねだりである。

自分自身、他人と比べると世間知らずだなと実感する。
物語を通してジュリアスの見ている“新しいことづくしの景色”を追体験しているようでどこか自分自身とを重ねてしまう部分があり、より共感しながら鑑賞することが出来た。
まさに、2人を足したら完璧なのにね…というお手本を見せてもらったようなそんな作品だった。

〜それでは皆さんいい夜を🌙〜

※録画していたのを鑑賞(NHK BSプレミアムにて)
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