Rio

エゴイストのRioのレビュー・感想・評価

エゴイスト(2023年製作の映画)
4.0
愛とは、、、
エゴとは、、、

男性同士の恋愛と家族のストーリー

母を亡くした主人公こうすけ(鈴木亮平)
ゲイの仕草や喋り方を相当研究されたんだろうな、、、仲間たちとの食事、仕事現場とても自然だった◎

病気の母を支えるため働くりゅうた(宮沢氷魚)透明感があって、どこか守ってあげたくなるような不思議な魅力がある◎

演技上手いし、手持ちカメラ撮影でドキュメンタリー観てる錯覚に陥る

だからこそリアルな性描写は
見ていいん??
って思ったと同時に
この体位はなにがどうなってるんだ??
って純粋に思ったw
知らない世界
嫌悪感は全く感じなかった
むしろ北野武作品のゲイ描写見た後だからか、優しく愛が溢れてる絡みは美しく感じた

不意打ちのキスは胸がキューーーン♡
玄関のやりとりも、初々しくて
あんなん絶対にもう一回したくなるやんw
でもちゃんと帰る!みたいな
わぁ〜くすぐったい気持ち!!
また会えるのを楽しみに頑張れるよねぇ〜♡
気付いたらめちゃくちゃ感情移入して幸せな気持ちになってた

ヤングケアラーとして生きるために選んだ道

寿司、服、車、お金
与える愛
何かしてあげたい
助けになってあげたい
って相手を思う気持ち
それは裏を返せば自己満足なのかもしれない

ひとり占めしたい
愛する人にはそんな仕事してほしくない
これも当たり前の感情

自分がしてきたことがエゴだったのか
自責の念を抱く

「自慢の息子なの」って言葉
それが答えなんじゃないかな

前半で、実はりゅうた、お母さんが病気なの大嘘で、お金欲しさに近づいて金品むしり取っていく詐欺師じゃないんか?
こうすけ大丈夫か?
って疑いながら見てた

ぜんぜんそんな話じゃない
胸がジ〜〜〜ン
涙がダーーーーーッ

私自身、愛情を押し付けていないかと自問自答
エゴについて考えさせられる
Rio

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