みみずばれ

エゴイストのみみずばれのレビュー・感想・評価

エゴイスト(2023年製作の映画)
2.2
キャラクターの名前覚えられんかったな
そんな位の作り込み

人間ペットを飼う話だった。
愛と言いきれば許されるのだろうか?
LGBTの置かれる悲惨さを伝えるよりも
弱者が踏み躙られる続けているので
DVを見てる気分。

愛だねって感想でしか落とし所のない映画。
無茶な言動を正当化するために
愛という言葉を盾にするの
永遠に頭悪い意見提示すぎて
社会的な作品だと思ってたので肩透かしだった

失楽園、愛の流刑地
少コミ
角川ルビー文庫
Deep LOVE
エロを楽しむための映画ですね
体当たりの演技!って呼び込みされるやつ


以下内容についての感想

華奢なパーソナルトレーナーだな〜
客の方が図体出来上がっているとこチグハグで
宮沢氷魚は脱ぎ要員というのが分かりやすかった
にしても顔面がお父さんなんだよねぇ相変わらず

初日からセクハラ投げかけられるの大変だな
トレーナーの人は実際こうなんだろうな
と、好意を傘にした主人公の
アレな行動がちょいちょい引っかかる

途中から(こいつ絶対死ぬ気がする!)って
死臭がプンプンしていたのは何故だろう
話は実話らしいから
都合よく死ぬな〜とか言ったら悪いんだけど

主人公は金を持ってる強キャラ男なので
基本、金で解決できるので
話が進んでも、相手から何かしら影響を受けて
自分の生き方に変化が出るとかはない
与える専門
銀行預金減った描写あったけど
自分の生活ランク落とす訳ではないので
ペットの餌代に悩んでる感

男女の設定だったら
この話のノリだと映画化されへんな〜
とか思った
パパ活って罵って社会的弱者と
見てあげないだろ〜??
社会的問題なんだけどなぁ
この終わり方にもならんんだろうし〜
恋空(笑)って扱いだよね???

エゴイストってタイトルだから
心理的に辛い事されるのかなと思ったが
2人は、穏やかに仲良しだった

元カレのおかん囲う判断より
実の父に真実話すとかさ??
そういう自分の問題解決した方がいいのでは??
公的支援の受け方を一緒に調べるとか
そこで跳ね除けられるならそれで
社会的弱者のことを垣間見るとかさ…

相手のことを知ろうとする描写がないので
切羽詰まった相手が
「別れよう」って言い出してやっと
少々の事がわかる位で
そこはゲイとか都会人特有の人間関係のせいなのか??

主人公の人生にはなんの変化もないので
宮沢氷魚の立場を主人公にした方が
学びとかがあったような気がしてしまう
見ててなんも学びはない

ただそういう変化を受け入れないから
タイトルがエゴイストなんかね??
主人公は手に入れた相手との関係が
終わらないようにお金使うだけ

話は穏やかでよかったね
という感じ
実話だしな??
無理は言わんようにしますわ

見た目のいい男が2人
イチャイチャしてるだけなので
そこが消費どころの人にはウケると思う
そこが需要と踏んでいるなら
おかんパートやたら長いのが疑問
おかんパートもこれと言った結論ないし…

それにしても華奢なトレーナーだ
相手が変化俳優の鈴木亮平なので
余計に目立つ

自然な演技はよかった
自然な演技の日本映画が増えると嬉しいな〜
鈴木亮平は、ドヤ感ハミ出てる演技が
苦手なんだけど、今回はそれがプラスに作用していい演技だった
普段自信満々の怖いものなしの人間が
恋愛にだけとことん弱い

フランスのソヴァージュって映画が
男娼が金持ちのヒモ見つける
似たようなノリなんだけど
あっちは立ちんぼの壮絶な生活とか
だがそれでも他人に飼い慣らされない
魂を描いてたんだけど
この映画は何が主題だったかって言うと
う〜ん??

若者が突然死するくらい
無理して働いていたと考えると
焦点そっちに向けた方が良かったのではみたいな

父親に育てられた主人公の家は持ち家で
母親に育てられた方は団地
とかの比較も
シビアなだけに
阿川佐和子がもう少しガメツければ
少し救われたのかな
それはマティアス&マキシムが描いてるか…
阿川佐和子こと母親は何食って生きてんの??
霞??

目を向けるべき部分から
そっと目を背けている映画で
社会派映画かと思ったらそうではなかった

cmbynぽさもあるけど
あっちは社会のせいで
絶対に別れなければならない2人を
徹底してたしな…

系統で言えばWEEKENDなのかな
それにしても宮沢氷魚の方が
もう少し救われていれば
経済力がある人間が経済力のない人間を
他人を救う方法があまりにも利己的だから
ひどく見える…
パパ活との違いがわからん
どこに愛があるのか
「介在するのは高貴な金」って解釈してはいけない
回春側はなんでも言える
愛という実のない言葉を使わないと
感想が出せない作品なので
だいぶ空虚

囲われた側から描いてないから
これ褒められる人は乞食に当たりきつそうでこわい
福祉とか公助とかの言葉を
間違って解釈してそう

宮沢氷魚はもし金があると
女の子と恋愛してた可能性あるんじゃないかな

主人公はオカンおらん育ちやったから
不祝儀袋に線香代と書いて
そっと置いていく脳が働かんかったんだろうか?

銀行袋に突っ込んだ金を
亡き恋人のおかんに渡してくる
東京の成人男性にウワハハってなった
日本には金渡すための袋があんぞ
給料袋嫁はんに渡すノリだな
母は気遣いすべき対象ではないのだろうか

女性ファッション誌の編集者設定のせいで
(こんな奴に彼氏の実家訪問服の
指図されんのかよ〜?)と思った
男の作ったイエ社会の
ギスギスしたルール下で
日々生きている感もないんだろう
踏み躙る相手が欲しいのか?

金が苦しくなってきたら
「一緒住みませんか?」って提案するの
わ〜!男性脳ですね〜!
って感じの発想だった
なんで公的援助が頭掠めへんのやろ
あのおかんて生活保護なの?
金もらってたら切られたりせん??
社会を切りまくった演出なので
この辺りも浮遊感しかない

相手が死に始めてからやっと
冷凍庫に突っ込んでた料理食える
その程度の受け入れスペースがやっとこさ
生まれたって小物な表現はよかった

「社会が変わってしまう!」とか
岸田首相が言った週にこんなん見たらいかんな
LGBTの皆さんを女性として応援したいですけど
金の分配しないのよね、男性は
都合いいなぁ

愛って言葉に価値があると思ってる人達が
その言葉で他人に、自分を許容させる話か?

主人公がずーっと
弱者を消費する側でいたのが
ほんとやだ
飲み友人が聞いたら引いてたやん
茶化して誤魔化してたの
照れ臭さとかじゃなくて
犯罪ゴマカす系のやつやん
飲み友達の方が主役になって欲しかったわ
婚姻届貰ったりとか
めっちゃちゃんと社会に立ち向かって生きてる…

エゴイストを自覚するなら
それを示すような自嘲のセリフでも欲しかった
英語のふわっとしたイメージの雲に
逃げがち問題がここにも

善悪が自分と合わなかっただけで
映画の作りとしては基本よかったので
サルがやっと二足歩行始めたのを
貶したらアカンよなとは思いつつ
弱者を踏みにじる暗示を仕込む作り手に
嫌悪感しか湧かない

モヤモヤ
みみずばれ

みみずばれ