もんきち

金の国 水の国のもんきちのレビュー・感想・評価

金の国 水の国(2023年製作の映画)
2.0
「誰に見せたい?」

画はほんわかとしててキャラはタイプが美形からマンガ的まで千差万別。パッと見子供向けのファンタジーっぽいけど、話が政治的でちょっと混み入ってるし大人の事情的な話も多くさらに会話劇なので小さな子供には厳しい内容。「ナヤンバヤル」とか「オドンチメグ」とか名前も子供にとってはややこしいね。かといってオトナ向けにしては稚拙。ファンタジーに振り切ってるワケでもなくリアルに徹してるワケでもないのでフワフワな感じ。目が点になる鬼滅ぽいギャグ描写も痛いなあ。
大きなヤマ場も右肩上がり感もなく平坦なまま最後まで。120分近い尺のせいもあって観後は「やっと終わった」て印象。メインの2人は声優でなく俳優らしくこの辺も最近の傾向でしょうか(ちなみにこの傾向、個人的には否定派ですが)。
画柄で期待して観た子供達がほんと気の毒。
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