このレビューはネタバレを含みます
長い～～。
ラストの妄想パートも長い～～。
本能寺で追い詰められたキムタク。床に抜け道を見つけ、命からがら安土城にたどり着く。そこには病気で死にそうになっている綾瀬はるかが｡手にてをとって二人で南蛮船に乗り込む。自分たちを誰も知らない遠い異国で幸せに暮らすのだ。いや、長いって! おかげでその南蛮船をのっとってカリブ海で海賊になったり、大陸に渡ってジンギスカンになったり、生まれ変わって土方歳三になったりするワールドを思い描いてしまった。この物語は､一体何の話なのか？それは中盤で綾瀬はるかによって、ほぼ一言で説明されている。夫婦の関係が冷えきっている状況で､綾瀬はるかがキムタクに○○さんから干し柿をもらった、という話をし始める。夫婦で山に行き､実がいっぱいなっている柿の木を見つけたのだと。キムタクは苛立った様子で「何の話をしてるんだ？」と綾瀬に尋ねる。それに答えて綾瀬は言う､「……そういう夫婦もいる､という話でございます」。この物語はそういう話だ。入場時に「乗馬試乗会ご招待券」をもらったが、乗馬したくなるような話ではない。
