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イコライザー THE FINALのblackkazoomaのレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
3.8
「デンゼルも随分老けたな60歳くらいかなぁ?」と思って調べたら68歳と知って驚いた。まだまだイケますぜ!

個人的にはマッコールさんの素性がわからない一作目が一番楽しめましたが、本作も中々のもんです。

物語はイタリアはシチリア島から始まるのですが、冒頭からすでにかなりの惨状。
OPタイトルで流れるThomas Azierの"Love, Disorderly"がめちゃくちゃカッコ良くてテンションぶち上がり!

いろいろあって重傷を負ったマッコールさん、海岸沿いの町に担ぎ込まれ、町の人のやさしさに包まれながら身体と心を癒していきます。
「ここに骨を埋めるか」と思った矢先、大切な町の人々が極悪マフィアに苦しめられる姿を目の当たりにするのだった・・・












◆ネタバレ&雑記

ここからの展開は皆さんの想像通り、マッコールさんがビシっときめてくれます。
さらにラストでは何故マッコールさんがシチリア島に行ったのか?
何故コリンズを指名で連絡を取ったのか?が明かされ、悪党を成敗するだけじゃない感動が待っています。

・相変わらず悪党どもを瞬殺するマッコールさんですが、もはや強すぎて狂気すら感じます。死にゆく敵の顔を覗き込むシーンの表情がコワすぎ!『ランボー・ラストブラッド』の「怪物感」に近いものを感じた。
・マッコールさんによる「残虐な殺し方大喜利」的な楽しみがありますが(あるよね?)奪った銃の銃口を敵の眼に突っ込んでそのままぶっ放すシーンがお気に入り。
・19年ぶりの共演 ダコタ・ファニングはそういう役だったのね。
・クルマ絡みで2度ほどビックリシーンがありますが、どちらも予想できちゃってちと残念。(予告編は見ない方がビックリを堪能できます)
・『M:I』や『ジョンウィック』と違って身体を使った派手なアクションがそれ程ないにもかかわらずここまで魅せてくれる演出の手腕はアントワーン・フークワ流石だなと。
・『戦場のピアニスト』、『ニュー・シネマ・パラダイス』のオマージュ的なシーンがありましたな。
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