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劇場版 荒野に希望の灯をともすのnagaoshanのレビュー・感想・評価

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谷津賢二監督作品!

2019年12月。
中村哲さんはアフガニスタンで凶弾に倒れて亡くなった。
以前からテレビドキュメンタリーで知り、福岡出身で優しさが顔から滲み出ている寡黙な九州男児のような方でした。

35年に渡り、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた医師としての側面、それから何故、医師が土木技術を勉強しながら井戸と、用水路を建造することに生涯をかけて行ったのかを知ることが出来る作品でした。

大干ばつによる渇きと飢えに苦しむ人々、そして疫病…
命の源である水を求めて大河クナールから用水路を引き砂漠を緑の農地へと変える為に中村さんの挑戦が始まる…

何度も挫折を繰り返して、戦火の中でも希望の灯りを胸に前に突き進む…

独学で河川の土木の勉強を始め試行錯誤しながら、故郷福岡に戻り暴れ川で有名だった筑後川の山田堰の江戸時代に作られた設計図にたどり着く。

砂漠が緑の大地に変わるとき…
奇跡を起こした1人の日本人・中村哲。

彼が蒔いた種がいまアフガニスタンの子供達に受け継がれています。
こんなに誇らしい日本人がいたことを知ってもらいたい。覚えておいてほしい…

先人から受け継いだインフラを大切に守り
次世代の為に農地・土木、食糧供給の大切さを改めて感じることが出来た。

良か映画!
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