こしあん

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のことのこしあんのレビュー・感想・評価

3.3
赤楚くん💖×ゾンビ🧟‍♂️
私にとって最上級のご褒美フルコースになるはずが、どうしてこうなった……

良く言えば【わかりやすい】
悪く言えば【安っぽい】

ゾンビの描写はけっこう頑張ってるし、社畜とゾンビをリンクさせて、こんな社会で『君たちはどう生きるか』みたいなメッセージも良いんだけど……
うーん、なんだろう、終始ノリきれずにシラケちゃいました😢
とにかく、全てがもったいないという気持ちでいっぱい😭

笑いのセンス、セリフまわしがイマイチで、とってつけたような挿入歌や劇伴が作品に合わず浮いていたような。
B級映画っぽいコメディ要素とメッセージ性が噛み合わなかったり、ポップでキャッチーなオシャレっぽさを出そうとしてるのにダサい、みたいな。それぞれの素材が良いハーモニーを奏でずに散らかってしまった感じ。リズムが悪いのかな。

見終わった後に原作マンガをちょっと読んでみたけど、大事なワンカットや一言を端折ったことで、おもしろさが半減しちゃってる気がします。
漫才やコントで、的確なツッコミがあるからこそ格段に活きるボケがあるけど、必要なツッコミをなくしたことで味がボヤけた印象。

つまらなくもないけど、おもしろくもない😅

テーマや設定にはワクワクするし、良いシーンもあるんだけどなぁ、ホントいろいろもったいない😢
数話のドラマにして、もうちょっと丁寧に描いたほうが良かったと思う。

終盤のラスボス的なアレの造形は気持ち悪くてすごく良かったよ! 赤楚くんのアノ姿も😂

ただ、ノリとか間とか温度感とかちょっとしたセリフの言い方とかって、とても大事なんだなぁと実感。
マンガやアニメではOKでも、実写になると冷めちゃうノリってあるよね。

人物描写が薄っぺらくて、こんなヤツいねーよ、こんな行動しねーよ、このタイミングでこんなこと言わねーよって、邦画だとどうしても気になっちゃう。

ちなみに私が日本のゾンビもので一番好きなのは『玉川区役所 OF THE DEAD』です。あんな感じのものを勝手に期待しちゃってました……。期待しすぎた私のせいです😢

もったいぶったラストカットもよく分からないし、おもしろくもないし。

右手に「無邪気」、左手に「正義」の花束を持っているような赤楚くん。
こういう役がめちゃくちゃ似合うし、いろいろ頑張ってたので存分に堪能させてもらいましたが、ややスベってて恥ずかしくなるシーンも多数💦 それは断じて赤楚くんのせいではないです。

部屋の掃除の途中で『アフロ田中』を読む赤楚くんが超絶かわいかったです😊 以上
こしあん

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