稟

タイタニック 3Dの稟のネタバレレビュー・内容・結末

タイタニック 3D(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

什器やシャンデリア、人間の殆どが沈没に巻き込まれることが纏わりついて、終始ネガティブな気持ちで鑑賞。沈没シーンに関しては、共感能力が邪魔になって心苦しかった。

それでも『本当のパーティ』でのダンスシーンは楽しめた。タップダンスもチグハグな音楽や踊りも愉快で良いと思う。


印象に残っているのは、2点で、まず最初の身投げと最後のダイブの対比が面白かった。初めの『飛び込むなら一緒』が伏線になっている。2つ目は人間の生にしがみつく様で、これは醜く思える。これを醜いと思う人は覚悟を決めた老夫婦や紳士、親子が格好よく見える筈。どんなに足掻けど、最期はあまりに呆気ない。やるせなくなる。
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