dowaikiは家にいる

グリーンバレットのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

グリーンバレット(2022年製作の映画)
3.0
〜脱POVの可能性をみる〜

ここまで追ったらもう観ちゃうス。阪元裕吾監督作。惰性で、ではないんだけど、なんというか、「ここまで"阪元"経験値を溜めたんだから観ないのはモッタイナイ」みたいな動機。

『最強殺し屋伝説国岡』がベースだから知らないと面食らうのはあるとしても、今回は『ミスマガジン、全員殺し屋』としての側面もあって?か、キングレコードからある程度の予算が降りた?か、脚本がちゃんと青春ドラマしてて驚いた。POVへのこだわりも薄めで必要なところはカット割ってちゃんと見せる。かといって国岡のキャラクターとか作品のムード(と粗さ)はそのままに。やるじゃん(偉そうに)。
阪元裕吾に敢えてハマっていけば凄く楽しいし、そうじゃなくてもそれなりに観れる、かな。

POVは低予算で成り立たせるための手法の一つ。予算あったら撮れますよちゃんとしたやつ。
とか言って欲しいなー。
その片鱗が見えたような気がした。
少なくとも今作はフェイクドキュメンタリー手法ではないのは確かだ。(自信はない)

ミスマガジンってちょっと前から映画コラボしてるのね全く知らんかった。今回はミスマガジン2021の皆さん。ガタイで勝負の山岡雅弥、軍人キャラの大島璃乃が印象に残ったかなー。深追いすると変なおじさんになるからやめとく。

『トロール・ハンター』いじりから大卒ボランティアと内輪揉め一騒動(殺し)あるかと思ったのに…ふつーに打ち解けててそこは無念。