masat

見世物のmasatのレビュー・感想・評価

見世物(1927年製作の映画)
3.5
見世物小屋に出入りする様々な人間に、ささやかな幸せが射す、トッド・ブラウニングらしい映画。そして、サーカス小屋出身のブラウニングらしい趣向が凝らしてある。

ヨカナーンの生首とサロメのラストの接吻が、これほど多幸感に満ちた映画は、他には無い。

また、猛毒を持つ凶暴極まりないトカゲにされ、ジャンプまでさせられる“イグアナ”が微笑ましい。
masat

masat