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ホーホヴァルト村のマリオのNapponのレビュー・感想・評価

ホーホヴァルト村のマリオ(2020年製作の映画)
3.6
why not you
宗教、LGBT、性被害、ドラッグ等、様々なテーマを織り込んであり、見応えがあった。
問題提起としては十分だが、映画的ストーリーとしてはどれも深まらず昇華しきれなかった印象が残る。

長編デビュー作とのこと、次作も観たい。


以下ストーリーに触れるためご注意を!
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レンツ→村でも裕福な家の息子
マリオ→レンツ家の会社でバイトする、一般家庭の息子。子どもがいる。ダンスが好き。

親友レンツとバーでイスラム教過激派による無差別テロ(IS)に遭ったマリオ。

生き残ったマリオは、レンツの母から責められ、職を失い、村人から陰口を叩かれる。しまいには、病んだレンツ父から命まで狙われる始末。

伝えられなかったレンツへの想い、自分だけ無事であったことの罪悪感が彼を襲う。
そんなやるせない状況、テロのトラウマから救ってくれるのはドラッグのみ。

そんな中、友人に誘われイスラム教に救いを求めるようになる。レンツを奪ったイスラム教…村人はさらにマリオに厳しい目を向ける。

行き場のないマリオは解放されるのかー。
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