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唄う六人の女のyukiのレビュー・感想・評価

唄う六人の女(2023年製作の映画)
4.5
かなり良き。

この作品、意外と評価が ぱっかり分かれていたので、どうかな!?…と少し不安でもあったのだけど
ゲスな男を全力でヤりきる山田孝之が私は大好きなので、秘かに期待はしていたけれど、大当たりだった。

ただ、ゲス度だけで言わせてもらえば
『その夜の侍』の山田孝之、トップ・オブ・ザ・ゲス野郎!を超えてはこなかったので、そこはちょっと残念ポイント。

ですが、この独特な世界観というか
独創的な作り方に見事にハマってしまったわ。
てか、私は好き。
このお話しって、根っこにあるメッセージは自然界を壊す人間の業の深さそのもので、とっても闇深い。
それを、こういう角度で撮るのは面白いなぁって思った。

まず、なんと言っても「六人の女」の妖艶なことといったら!
着ている着物も帯も、そりゃ素敵✨
中でも特に ''濡れる女'' を演じている、アオイヤマダさんの美しさったらもう!目が釘付け状態。
水中でのダンスシーンは、そりゃぁ息をのむ美しさ…。
アクアリウムの金魚みたいで、なんて幻想的なんでしょ。
『アバター』なんかより、こっちの水中シーンの方が百倍素敵👏
後で調べたら、ダンサーなんだって。
やっぱりね。

六人の女性それぞれが、もうその役にピッタリ。
自然界の生き物たちという設定なので、もちろん一言も発さない。

そんな美しい女達に反して、竹野内豊の貧相な裸体よ。笑💧
あれは、アカンわ〜〜🤣
まるでお爺ちゃんの胸板やん💦

ところで、こんな摩訶不思議な作品を作った石橋監督、めちゃくちゃ気になって調べてみたら
なんと!あの『オー!マイキー』を監督なさったお方だなんて!!
おぉぉ👏
そして『ミロクローゼ』
これも山田孝之主演なんだけど、懐かしいなぁ…
『オー!マイキー』も『ミロクローゼ』もめっちゃ好きなんだけど、
そうなのか〜〜〜〜🤔 石橋監督だったのですね…。
これは多分、、きっと、私はこの監督の作風が凄く好きなんだと思う。

なので、この作品 もっと評価されてほしいんだけどなぁ。
イイ映画だよ!これ。
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