古代ギリシャの詩人エウリピデスの有名な悲劇の映像化。
奇をてらうことなく、どっしりかっちりと正統的に作ってあって、ギリシャ古典の入門には最適かもしれない。
なかざわひでゆき氏の旧HPに詳しい記事があったので、参考されたし。http://angeleyes.dee.cc/hard_to_find_EU/hard_to_find_EU.html
かつて英雄や姫君が実際にその地を踏んでいたであろうギリシャのロケーションを活かした映像と、何百人(何千人?)ものエキストラのマス的迫力、イレーネ・パパスはじめ個性的なマスクのメインキャストが語るギリシャ語のダイアログ等など、古典芸能を見せて頂きましたお見逸れしました、という感じ。