なかた

呪詛のなかたのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
4.2
【この恐怖、一見の価値アリ】

▼概要
台湾で実際に起きた事件をモチーフに、恐ろしい呪いから娘を守ろうとする母親の運命を、モキュメンタリー風に描いたホラー映画。

▼感想
台湾映画祭で長編映画賞・監督賞ほか7部門にもノミネートされた本作。

ホラー映画はそこそこ見ているが、斬新だしとても怖い部類の作品だった。

また、ただ怖いだけでなく脚本的にも楽しめるエンタメとホラーをきちんと突き詰めた作品で好感が持てた。


---以下ネタバレメモ
◎説得力ある冒頭の『世界の見え方』
◎呪いで死にゆく人物の録画が、
 ライブ配信されている没入しやすい設定
◎過去と現実を行き来して、
 思考を巡らせる面白さ
◎狂ったカルト教団だから感じる
 斬新で狂ったホラー感
◎思わず口ずさみそうになる『あの呪文』
◎呪文が実は...という絶妙な伏線回収
◎体から虫が出てくる恐ろしさ
◎体中に漢字が刻まれる呪いの怖さ
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