“僕が原因だ。”
»13歳のレオとレミは大親友で、学校も放課後も24時間一緒に過ごす時もあり、まるで兄弟みたいだったそんなある日、クラスメイトに付き合ってるの?とからかわれてしまい、レオがその言葉を気にしだして素っ気なくなり、やがて大ゲンカをしてしまう。
はい、流れるような美しい映像の中、淡々と思春期のほろ苦さを見つめる作品でしたが、このタイトルは秀逸で…ダブルミーニングになってるんですね。
うん、大人ならば言いたい奴には言わせておけで乗り切れるでしょうが、センシティブな年頃となれば、妙に気にしちまう…そんなことが確かに自分にもありましたね。
しかし、レミはどうしてあの選択をしたのか、良く分からないのが消化不良にはなるけど…レミにはまだ幼さがあったゆえなのか。
にしても、レミの母親とレオの描写は巧みで、この作品も余韻の残し方は秀逸かと。
なお、キャストでは、エデン・ダンブリン…難役を瑞々しく熱演。
グスタフ・ドゥ・ワール…お疲れ様でした。
エミリー・ドゥケンヌ…母親役をきっちり好演。