カテリーナ

別れる決心のカテリーナのレビュー・感想・評価

別れる決心(2022年製作の映画)
2.9
タン・ウェイは『ラスト・コーション』
で悲劇的ヒロインが嵌ってた
性の奴隷みたいな濡れ場で余計に
少女のような顔が乗っかった
艶のある肢体のアンバランスさに
心震えた
が、

同類の作品の
『氷の微笑』で刑事のマイケル・ダグラスが殺人事件の容疑者の女に翻弄され
掌の上で転がされる やがて犯人とわかっていても女を救おうとする

『ラスト・コーション』の時と殆ど変わらぬ美貌のタン・ウェイにまず驚いた
夫の殺人事件の捜査にあたる刑事と
言葉の壁を越えて 惹かれ合う
『氷の微笑』の二人は身体を重ねる事で
お互いを知るが 今作は肌を合わせる事はない 熱い視線や指先を触れ合わせる中で
お互いを知ろうとする

社会的に正しいとされる立場の男が殺人を犯したかもしれない女に引きずられる
という構図が基本的にイライラしてしまう
ヨコシマな私の心理
そこをクリアにするほど今作は突き抜けてなかったからこの点数なのだ

そう、とにかくイライラする
見なきゃ良いのにとも思うが
鑑賞しなければ答えは得られない

まして、『親切なクムジャさん』『オールド・ボーイ』『お嬢さん』のパク・チャヌクだよ、見ない訳いかない
でも、全ての作品が響くかって言ったら
そんなことはない
改めて実感 嫌、残念
非常に残念

タン・ウェイが韓国映画かドラマを見ながら言葉を覚えるシーンは良かった
ソファでくつろぎながら声に出して真似してみる
私も真似してみることあったなぁ
カテリーナ

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