BK477

哭悲/The SadnessのBK477のレビュー・感想・評価

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)
3.6
たしかに残酷ではあるが、見慣れた人からしたら大味。

台湾産から世界レベルのスプラッタを放つという気概はよし。

個人的には、もっと狂人同士の人体欠損デスマッチとか、
某映画のように赤ん坊を振り回して武器にしたりと、
突き抜けたハイパーゴアな描写を見たかったので
「この程度か…」というしょんぼり感が残る。

また、「悲しみ」を感じている、という設定がほぼ活きていなかったようで勿体ない。

作品性は「バード・ボックス」とも通じるもので、
ウィルスが闇を抱える人間をあぶり出す。

想像を超えるものではなかったが、台湾産映画の今後に期待は持てる。
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