「来る」の劣化版のようなイメージです。
とにかく無駄なシーンが多く、
大した伏線でもない場面に
時間が割かれるので間延びします。
家を購入するまでにあれほど時間を費やすなら
中盤からの重要人物達の心理描写に
時間を割いて欲しかったです。
（近所で色んなこと起きてるのに
のほほんとしすぎじゃない？）
また、最後の意味は分かるんだけど
それに至るほどの理由が分からない。
それは重要人物達の気持ちが不透明なまま
ラストを迎えるからだと思います。
とにかく全員が可哀想だけど
やはり最後のあの人があそこまで
いつ追い詰められていたのかが
分からない。
以下ネタバレです！！！！！
上記の通り、
奥さんの心理描写が薄いため、
ただただ突拍子のないラストシーンに
なってしまっているのかと思います。
また、要点だけを挙げてみると
「家にお化けがいるかと思ったら
人間でした。
最後は奥さんが狂って子供の目を突きました」
と、とてもシンプルなものなので、
なおさら各キャラクターに焦点を当て、
人物の相関図に厚みを持たせる必要が
あったかと思います。
唯一、映画的なキャクターとしては
兄（窪塚洋介）がとても良いキャラでした。
ただミスリードの「視える」的な部分は、
蛇足なような気もします。
（姪っ子助けるだけならあのキャラでなくても
助けられるだろうし…）
もちろんホラー要素としては理解します。
それから、甘利さんよぉ？
あんた本田（奈緒）が狂ってるって
忠告したかったんだろ？
忠告下手すぎない？
忠告下手すぎて喧嘩になるし、
殺されてるし、
絶対営業向いてないから
来世では辞めときなさい。
狐狼の血2を見た後に
鈴木亮平が怖くなったのと同様に
奈緒がとても怖いです。
家に来ても良いけど屋根裏には
入らないで欲しいです。
