快適な家を求めて新築一戸建てを購入し、二人の娘も授かり幸せな家庭をもった主人公。漸く建った家に引越し幸せに暮らしていたが、家の外で事件が起きる。そのうち家の中でもおかしなことが起きるようになって、不穏が立ち込める。
という話。最初は引きこもりの兄が幽霊的なものを見てると思っていたので主人公に憑いた何かが悪さする話かなと思ってたんですけど、良いミスリードだったと思う。一見ハイテクで快適な家。その弱点をついたような、サスペンス要素も入り交じったホラーでしたね。
意味深なシーンが映る度伏線か？と目を見張ってた。ただ、これ兄貴が見てたのは何だったのか。事件が起こった時の恐怖、見つかって悪いことが起こったトラウマから恐怖していたのか、それとも別の何かが本当に見えていたのか。
子供たちが見たのも……。
謎を残しながら不気味に終わる。身近なとこに潜む不気味な怖さが表されていて良かったです。
