イベリー子豚

ガール・ピクチャーのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)
5.0
「この才能が凄い2023」
「どう考えても【A24】案件やんそうやんな
嘘!ちゃうの??」
「やっぱり【フィンランド映画が始まってしまってる】ワケ」
「それは何故か」
「新時代の『恋のいばら』を」
「全員同級生の『海街diary』フォーマットで」
「クオリティは『テラスハウス』」
「&ビジュ爆発『ブックスマート』」
「そして『エル・プラネタ』のスタイリングに」
「時系列そのまま『ちょっと思い出しただけ』の」
「胸キュンレベルが『Abemaのリアリティー・ショー』な」
「エモエチぃ【青春群像劇】だから!!」
「日本全国の脚フェチも歓喜」
「シンプル脇毛」
「《5秒でその結論に達したワケ?》
《目が合えばわかるもんよ。そうでしょ?》」
「《さぁ光線銃でサバゲーをやろうぜ!》」
「《今日は"呼吸"にする?"もちろんメロン"?》
《"二人でマンゴー"にしようかな》」
「《悪気はないんだ。
彼は女性アスリートを尊敬しているんだよ。》
《なら"女性"はいらないわ。》」
「案の定、特に意味ないところまで好きな
【オマケ】もあるよ!」



4月2週目で尚、
止まることを知らないエンタメ濃度。

鑑賞してるだけで、こんなにキマっちゃうなんて……

セロトニンどんだけ出させんの??
もうこれって違法じゃない??


全てにおいて、ド真ん中。

『ラストナイト・イン・ソーホー』のような
時代感錯覚マジックからの
フレッシュジュースメイキング。
さらにお着替えストッキング。


下世話なセックスの改善相談からの
運命の一目惚れ。

パーティーでイケメンに話しかけるには
ムーミンのマグカップが必須。


努力・友情・ビューティフルガールズ。

家族も親友も将来の夢も
アイデンティティに振り回されて
不安と衝動と若さ故の過ちしかない
言語化出来ない、これぞ青春。
 

もう
「マイノリティだ」「性的嗜好だ」なんて
深いテーマで扱う時代じゃねぇですよ。

「あざとく」「上田と女が吠え」て
「ドーナツ」「トークィーン」してる場合じゃない。


多様性は
「議論する」もんじゃなくて
気付いたら
「一緒に体育の時間、バスケでパスしてる」
もんなんよ。



ガラパゴスJAPANじゃ
まだあと10年はたどり着けない
流石、先進国フィンランド。


そして
「たった三度の金曜日で全てが変わることもある。」

なんとも心が踊るキャッチフレーズじゃないですか。


キャスティングも絶妙だし全員、魅力的。

やっぱ戸惑って学んで汗を流して
いつも何かに傷つきながら
悩んで迷って心を決める若者に私はとことん弱いんす。


だって
彼女たちは永遠に僕より若いんだから、
なんちゃって。笑


まるで
久保ミツロウ原作のような
ちょうど良いフェチとエロとエモ。


才能は『ハッチング-孵化-』の再来。


これだから映画は止められない。


それにしても
デートするなら同じレベルの下ネタで笑いたいし
相手が大事にしてることを
自分も応援したいもんですね。