リボルバー・リリーのいち麦のレビュー・感想・評価

原作未読。史実の断片をフックにしたフィクションと見た。某重要人物の謎めいた経緯が知りたくて吸い寄せられた。幣原喜重郎がモデルなのだろうか。この時代、どれだけの人間がどれだけ大っぴらに反戦活動ができたのか少々疑問を感じながら見ていた。立ち位置がよくわからない登場人物がいたのは少々悔しい。百合の長いドレスでのアクションや最後の不死身ぶりはどう見ても不自然。でも個性派・演技派の俳優が次から次へと出てくるのを見ているのは確かに楽しい。