まいこ

私は世界一幸運よのまいこのレビュー・感想・評価

私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)
3.4
ニューヨークで順風満帆な毎日を送るライター。だが、犯罪ドキュメンタリーの取材がきっかけで高校時代の暗い過去と向き合うことになり、完璧だったはずの人生に綻びが生じてゆく。

銃乱射事件とレイプがメインテーマ。著者自身もレイプ被害にあっていたが、銃乱射事件はフィクション。性別によって作品の受け取り方が変わってくるのだろうけど、本作を観た男性はどんな感想を持つのだろうか。私は女性なので主人公を「理性のある向上心を持った」人だと思うが、ある程度立ち位置や資産があってただ主人公のことが好きなだけであれば、被害のことは黙ってしおらしい女性であって欲しい、愛嬌を振りまくだけの人形であってほしいと「強い男性陣」は願うのだろうか?そもそも"小説"なので、こう考えるだけでも不毛ではあるものの、かなり気になる。

フェミ色が強すぎる!というのはともかく、これを見て私もそうだった、と勇気づけられる方がいるのは良い事。
まいこ

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