もめん豆腐

はい、泳げませんのもめん豆腐のレビュー・感想・評価

はい、泳げません(2022年製作の映画)
3.5
大笑いしたくてタイトルがふざけてるこちらを選択。ちゃんとあらすじも読んだのに、まさかのちょい泣きさせられた。
小鳥遊さんに少しだけど共感した。なぜかというと、何年か前にメンタルを再度壊して涙腺が完全にバカになり、何もないのに目からドバーッと涙がこぼれて仕方なかった。なのに、ここ何年かは逆で、全然涙が出なくて途方に暮れてる。一体誰が歳を取ると涙もろくなると言ったんだ。どんどん涙腺がキツく閉まりだしてきてる。これを読んで「この映画なら大泣きするよ」とオススメがあったら是非ともコメントを!10代20代はおいおい泣いてたのに😟
そんなあてくしだからこそ、小鳥遊さんの気持ちが少しわかるような気がする。悲しくて悲しくて仕方ないのに、涙は出ないんだよ。悲しくて涙が出る方が健全。そんなの、わかってる。でも泣きたいのに全然涙が出ない人もいるんだ。その状況をうまく飲み込めてなかったり、心が現実についていけなかったり。それで心が強くモヤつく。だからか、観終わって頭が痛くなった。小鳥遊さんが責められてると、つい自分まで責められてる気がしてならなかったせいもある。前妻(妻)が自分の感情こそ正義みたいな気がしたのも、うんざりさせられた。このキャラ、好きじゃない。
話から逸れるけど、またしても関西弁おかしいぞ問題が勃発していた。今回も壮大にモヤモヤしてるからな!もうさ、イントネーションを掴めないなら、標準語を話させるか降板のどちらかにしろ。覚えない役者もそれでOK出す監督も3対7で悪いわ。麻生さん、音感がないのか?それと別件で髪も長すぎて気持ち悪かった。映る度にうわっ…っとなった。ヘアドネーションにするのかもしれないけど、それは私生活。快活な女性の役だし役とも合わない気がするから麻生さんじゃなかったら良かったのにと思った。
話を元に戻すと、特に小鳥遊先生が付き合ってるシングルマザーとその子供の存在が抜群に良い。阿部純子さんは『孤狼の血』でもとても良かったし、いい役者さんに育ってる。そして肝心の主役の二人も良いの。理屈屋を超えて屁理屈か?と思わせる長谷川博己さん、本当に泳げないのかもとしか思えないぎこちなさ。そしてひ弱感、満載。一方は、競泳の水着が美しい筋肉美の綾瀬はるかさん。おっとり見えるのに水泳の練習には厳しくて激が飛んでた。泳ぎもうまくて余分な力が入ってないのがわかる。ひと蹴りでスイーッと進むのが圧巻。運動神経抜群なんだよね、うだやまじい(歯噛み)。
この映画で言ってた。水泳は心にも体にも良いらしいよ。
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