Lifewithmovies

僕らの世界が交わるまでのLifewithmoviesのレビュー・感想・評価

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)
3.7
第75回カンヌ国際映画祭批評家週間オープニング作品。A24製作。
ジュリアン・ムーアが母エブリン、フィン・ウルフハードが息子ジギーを演じ、エマ・ストーン等が製作に参加。
自己愛、そして、自分の価値観を信じる母と息子。しかし、リアル社会でも、SNS社会でも、他者をリスペクトしなければ、それは自分勝手な主張でしかなく、受け入れられない善意は、悪意にも繋がる。
予告編では、家族の物語を予想したが、どちらかというと、異なる価値観を持つ親子が衝突しつつ、社会とうまく交われない物語だった。ジュリアン・ムーアの演技が抜群に素晴らしく、最高に嫌な感じ(笑)ラストシーンまで、ずっとフラストレーションが溜まる感じで、心の奥にあまり愉快ではないものが残るのだが、作品は素晴らしい不思議な作品。
2024年1月30日@京都シネマ
Lifewithmovies

Lifewithmovies