このレビューはネタバレを含みます
試写会終了後のトーク対談で言われるほど私には胸クソ映画ではありませんでした✨
私は本作は今の世界情勢を比喩表現していると受け取りました。
主人公夫妻はデンマーク人ですが、リゾート地で仲良くなったオランダ人夫妻と仲良くなります(設定はオランダ人ですが、私は非民主的な某国に見えました)
リゾート地といった平和を象徴する場に、悪意ある者が混じるとは思わず、帰宅後にオランダ人夫妻の誘いに逡巡するものの、知人の後押しを受け背中を押されたのと、行き詰まった自分達を改革するきっかけを望んでオランダに向かいました。
デンマーク夫妻とオランダ人夫妻の共通語は英語で、聞かれたくない会話はお互い母国語で話します。この辺のディスコミュニケーションが不協和音となって、デンマーク夫妻に影響してきます。
私はデンマーク夫妻は同国の与党と野党を体現しており、野党(奥さん)の違和感に与党(旦那)は、論を封じます。あっ、私は夫妻の子供は国の資源と考えてます。
国際問題化を回避したい与党と、野党のせめぎあいや危険を訴えるチャンスにも目を瞑り、邁進する与党、揉めあってた与野党が同じ方向を向く時には資源を奪われ、滅亡する直前だったとさ。
世界情勢を示唆したとても興味深い作品でした🎬️
我ながら妄想が過ぎるとも思いますが、できるだけ抽象化して概念的に作品を咀嚼するのが私の楽しみ方であります。
おしまい。