井戸のoyuのレビュー・感想・評価

傘、音楽家たちを撮ったコバヒゼ監督へのリスペクトを示すオマージュ作品
「青い山」がめちゃくちゃ良かったので、それを撮った同じ監督の作品という時点で期待値はじゅうぶん高かった
市井のひとたちのありそうなやりとり、ありそうなイライラ、ありそうな気まぐれ、ありそうな幸福
突然のお誕生日会に、最後の噴水に紛れる傘や金魚や鯉
ずっと8時を指したまま一向に針の進まない時計は、変わらないことへの無言の批判なのか、ずっと変わらないでほしいことへの願いなのか、どっちだったのかな