こしあん

マーターズのこしあんのレビュー・感想・評価

マーターズ(2007年製作の映画)
3.2
ヤバい映画にはイカれたババアが必ず出てくる説、立証。
マドモアゼル🤣
『残酷で異常』のブラウン管ババアを思い起こしました。

どこに連れて行かれるのかまったく予想もつかない、ミステリーツアーみたいな作品。確かに今までとは違う【向こう側】を見せられたような感覚だよ😅

ショットガンぶっ放すシーンが最高にワクワクしました。
ホラーなの? あれ、妄想? えっ?! このひと誰? あれ? 幻覚? と混乱させる見せ方が素晴らしい。

それだけに、後半が……😢
話としてはものすごく好きなのですが、『ゴーストランドの惨劇』同様に理不尽で無機質な暴力シーンが苦痛で……。
ショットガンで脳ミソぶっ飛ぶとか、ナイフで切り刻むとか、内臓グチャグチャとか、そういうグロさはぜんぜん平気なのだけど、殴る・蹴る・怒鳴るみたいなリアルで単純な暴力描写はめちゃくちゃ苦手だということに気付きました。
嫌悪感の方が大きなウエイトを占めてしまい、映画として楽しめない😨

なので後半は「これはチョコプラのコントなんだ!」と思い込むように観てました。
で、最後まで観ると、それこそがパスカル・ロジェが描きたかったことなんじゃないの?と思ったりもする(たぶん違う😅)。

それにしても、ラストに彼女がささやいた言葉は、大喜利のネタとして盛り上がりそうですね😁

「……叶姉妹は、血のつながりも戸籍上のつながりもない……ただの姉妹ユニットなんだって……阿佐ヶ谷姉妹みたいな……それから、LL BROTHERSは……」
「え? LL BROTHERSは何なの?」
「……………」
「ねえ、どっちなの?!」
「……………」
マドモアゼル、絶望……
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