大岸弦

わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯の大岸弦のレビュー・感想・評価

5.0
はじめに言っておく、共産党員ではない。同党の支持者ではない。支持政党なしの立場
だがこの映画は、民主主義の根幹にかかわると感じています。

かんたんに解説

伊藤千代子の生涯です。24才没。
1920年代(昭和初期)日本は「絶対主義的天皇制」であった。国民は「天皇の家来」という時代である。
1925年「治安維持法」が制定されたことで、天皇独裁支配となった。ファシズム体制となったのだ。
背く者は弾圧され、拘留 拘禁 武力で取り締まり、拷問したりと多大な犠牲者が生まれたが、実は合法。

伊藤千代子は「朝から晩まで働いても、満足にご飯が食べられない貧しい人たち、一方では贅沢をしている人たち。この不公平な社会をなんとかよい社会にしたい」と主張していた。

小林多喜二 この映画には登場しないが、同様である。小説家で「蟹工船」で知られています。
同名のドキュメンタリー映画が数年前に上映されている。
大岸弦

大岸弦