みんな自分の言いたいことを伝えるだけ伝えて、ケイコの声を聞こうとしない。河原の警官が特に嫌だった。相手が伝えようとしてることを目でみて理解するケイコみたいに、ケイコのことをよくみて心を汲み取ろうと接していたのは会長だけだった。
岸井ゆきの、可愛らしい小動物みたいなイメージなのに表情とかボクシングのシーンとかギャップがありすぎてびっくりした。耳が不自由な演技、手話、ボクシング、全部並行して演じ切る技量が凄い。
16mmフィルムで写す血と汗が染み込んだボクシングジム、暑苦しくてよい。エンディング含め劇中に音楽がない中ラストの方で緋美が口ずさむ歌も良かった。