リリー

ケイコ 目を澄ませてのリリーのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
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途中寝てしまったのでスコアはつけないでおきます🥲
2ヶ月ぶりの映画で、今年初映画。
途中寝てしまって、物凄く大事なシーンを見逃してしまった気がする。 
格闘技怖いから嫌いなのに観始めてから、そういえばこれボクシングじゃんってなった。そういえばこの前旅で出会って仲良くなった人、ボクシングやってたって言ってたな〜とか、ボクシングってこんなにリズム感必要なんだ!とか思いながら観ていた。
岸井ゆきのの、作り込まれた身体や演技力がただただ素晴らしかった。
16mmのフィルムで撮られたことや、古いジムのインテリアがレトロなこともあり、良い感じにレトロ感が出ていた。カメラ持って写活したくなった。

痛いほど共感したのはホテルでの仕事で、話しかけてくる同僚が何を言っているのか分からなくて、マスクを外してもらって唇を読まないといけなかったところ。
1回で分かればいいけど、どう考えても何を言っているのか分からなくてあわあわしているうちに「もういいよ!」とキレ気味に言われたりすることもあると思う。自分も昔バイト先の店長に唇指差されたことあったなと思い出した。自分唇読めないし😂と思いながら、うるさい厨房の中では何回言ってもらっても、分からなくて焦り倒したことあった😂
そして、コンビニでご飯を買って、店員さんからポイントカードの有無を聞かれるけど、聞こえないケイコは無視してしまう。そして、何か話しかけられていることに気づいて、マイバッグの有無だと勘違いして、マイバッグあるので要らないですと伝えてしまうシーン。共感性羞恥心でア…ワァ…とちいかわになってしまった。
聞こえない人間は、自分が置かれている状況と相手の表情を読み取って、瞬時に自分は相手に何を求められているのか判断して、行動しないといけない。後から、あの時のあの人の顔、なんか不思議そうな顔してたな🤔とか、どんな状況で相手の口からどんな音が聞こえてきたのかを思い出し、自己反省会を行って初めて自分が聞かれたことと、自分がした行動が合っていなかったことに気づいて恥ずかしくなったり、申し訳なくなったりする。一生不思議ちゃんや不思議くんとして生きていかなきゃいけない。目に見えない内部障がいは多分皆んな大体こんなものです。
でもケイコは全く聞こえないから、反省会とかはしないのかもしれない。
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