バニラ

ミュンヘン:戦火燃ゆる前にのバニラのレビュー・感想・評価

3.1
ドイツの台頭で第2次世界大戦の危機が迫る中、事態回避の為に開催されるミュンヘン会談が舞台となる物語。
大学時代の親友であるイギリス人のヒューとドイツ人のポールが再会、戦争を食い止めようと奮闘する。
戦争ジャンルではあるが戦闘シーンは無く、大戦前で水面下の駆け引きとなり派手な演出がなく物語には入りにくさもあった。
主演ジョージマッケイが街を走り伝令を届けるシーンは「1917命をかけた伝令」を彷彿、賢明な姿が印象。
ドイツ外交官ポール役のヤニスニーヴーナー、祖国を愛するがゆえの苦しみを表現出来て、銃を忍ばせるシーンが見所に。
イギリス首相チェンバレンも葛藤を、ジェレミーアイアンズは頼りない感じを出せてた。
そしてヒトラーを演じるブルーノガンツ、迫力あった熱演でした。
2人の友情はヒトラーの陰謀を阻止することができるのか。
最後まで緊張感はあった。
ラストは2人の人生に劇的な展開を期待しすぎてしまった。
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