1953年のロンドンを舞台に、余命を知った老紳士が自分の人生に向き合い、些細ながらも周りの人に影響を与えていく―
Filmarks試写会で鑑賞 @ 東宝試写室日比谷
元々黒澤明監督の作品ですが、ノーベル賞作家でもお馴染みのカズオ・イシグロが脚本を手掛け、ロンドンを舞台に新たにリメイク
映像がどことなく昔のフィルム映画っぽい編集になっていたのがとてもツボで、冒頭からタイムスリップしたような感覚に
あらすじだけ見ると｢クリスマス・キャロル｣っぽさもありますが、あくまで1人でできる範囲での努力のお話なので個人的にはとても好きでした
歳を重ねていくごとに、仕事などの日々のルーティンが固定されてきて、何となくで時間だけが経っていてしまう
そんな中で自分の気持ちの持ちようだったり、少し行動を変えるだけで変化に繋がることもあるんだと改めて気づかせてくれる
素朴なテーマだけど、その分とても温かくて素敵な作品です
