瞳に写る数多の美麗な自然と創造物
傍ら、築き伝えた11年のロードムービー
魅力を生み出す監督の想いに
決意とリベンジを感じた最終章
人が古来より持つ優しさや人情感
繋ぎ、寄り添い、励まし、想い
どこまでもお節介で温める描写に
善意で丸め込まれてしまいそう
名前も知らない花が 風に揺れる
最初の雨粒が 地上に降り立つ
右足はやけに強く 地面を踏み込む
手に届きそうな 星が瞳を奪う
作画の美しさに隠された騙し絵
否定はしないが頷けない過去が
本能で"綺麗"とは語れない
後ろめたさが彷彿する閉める行為
それは逆転し、新たな道へ進んでいくための大事な儀式でもある
最後に流れる名前の列挙
呼吸を整え、
時間をかけて、
瞼を 戸締る。