青二歳

キートンの酋長/キートンの白人酋長/キートンのハッタリ酋長の青二歳のレビュー・感想・評価

3.7
崖のパラシュートアクション…縄の橋アクション…さすがに崖じゃないにしてもどうやって撮ったんだ…
土地を白人にだまし取られたインディアン達が「白人殺したるでぇ〜」と歯ぎしりしている所に、蝶収集家キートンが能天気に居住区に紛れ込んじゃうお話。生粋のアメリカ人キートン主演で1922年でネイティブアメリカンコメディ映画。でもキートンってあんまりイヤらしさを感じさせない。"悪い"白人、"友好な"白人、"土人だが理知的"インディアン、足すことの"インディアンの娘を娶る"、この謎なアメリカ映画黄金律のソワっとする感じ…があんまりしない。
大抵白人の描写が甘い印象なんですが、キートンの無表情ぶりと軽やかさが良いからだろうか。インディアンの描写は…野蛮で野卑の土人扱いですけどね、もちろん今作も。でも火あぶり後の余裕綽々な一服をインディアンにサラッとお裾分けする所、なんか良いんですよねぇ。
しかもメインの白人キートンは神さまになっちゃうトンチキぶり。
青二歳

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