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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのiiのレビュー・感想・評価

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この作品がアカデミー賞を総なめする世界があるってのがいいね。簡単に言や壮大な親子喧嘩なんだけど、この世界には自分の人生の分岐点で「あっちに行っていればどうなった?」ってのを瞬時に会得する機械があって、その人生を歩んだ分の記憶や特性が人物につく。というような、難しいな説明。他の人生に飛ぶには機械をつけて何かおかしなことをしないといけない
exいきなり自分の指折るとか。
変なことするほどかけ離れた別の人生に飛び、飛べば飛ぶほど肉体に負荷がかかる
ex鼻血出たり

主人公家族が中国系ってのも新鮮でしたし(ハリウッド最近一人は中国人俳優いるイメージだけど今回は家族ってのが)。あと個人的に中国の雰囲気ってのはSFと親和性が高いと思う。ブレードランナーの舞台感が好き。本作はあんな感じではないただのコインランドリーが家だが。
また、SFの根幹となるギミックがふざけてるのも良い。ifの人生を巡り巡る時に脳が狂う夥しいほどのカットの連続も久しぶりの体験で痺れた(ゴダールのイメージの本のような連続だったような)。あとなんだかんだ言って着地そこよねっていう感じで拍手〆でした。

まぁ、とにかくこの作品は語るより観て!です。観るのが一番手っ取り早いのでよろしくお願いしますね。
ノー麻薬で麻薬体験です麻薬しらんけど
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