映画面白いよね

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの映画面白いよねのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

完成度がとにかく高かった。予告でもわかってた通りやっぱりカンフーが凄い、アクロバティック。最初の部分とかめっちゃかっこいい。話も違和感に感じるところがない。かっこいいところはかっこいいし、可笑しなところは可笑しい、そういうメリハリが効いていて、終始飽きなかった。どこか映画クレヨンしんちゃん味を感じた。特殊能力を手に入れる条件がいかに馬鹿なことをできるか、というのは新しくて面白かった。だからこそクレヨンしんちゃん味があったのかもしれない。最後の最後で、あらゆるマルチバースの自分たちを救ったところで題名の意味がわかる。全部どこでも一遍に。良い英語の勉強にもなった。
この映画は家族愛みたいなものに重きをおいてるのかな。バラバラだった家族の絆がとあることをきっかけに修復し始める、みたいな。
主人公が大嫌いだった人が他の世界だと恋人同士だった。案外そうなのかなと、思った。僕の嫌いな人も違う世界だと、大親友だったりするのかもしれない。
これで、凄いなと思ったのが性格の悪い悪がいないことだ。全員が全員個性豊かで、どこか憎めない。そういう物語を書くのって結構難しいんじゃないかな。そんなことないのかな。
全てのマルチバースと繋がるシーン、あれ作るのめっちゃたのしそう。
僕の中でRRRといい勝負するぐらいには面白い。最初のところがちょっと長かったのが惜しい。あれで飽きちゃう人もいると思う。