伝えたい事からブレない点はアカデミー賞を感じた。
寒すぎるネタが多いのとやたら尺が長いので
肝心な部分を「おもしろくない」に邪魔されて内容がなかなか入って来なかった。
マルチバースの描き方も素敵だし、芯のあるテーマも素敵だと思う。
しかし、ちょくちょく挟まれる全くおもしろくないネタを2時間強続けてみるのは正直しんどかった。
ブラムハウスとA24だったらブラムハウスの方が肌に合ってるとつくづく思う。
A24はどうも肌に合わない作品が多い気がする。
ちなみにミッドサマーも全く合わなかった。
※ミッドサマー的な作品だとホドロフスキー監督作品の方がコアで好き。
ブラムハウスは後から付いてくる系&文脈ありきの作風が多いが、A24は母数の多い方面にターゲットを振っていると思う。
クリエイティブを永続させるためのマネタイズも大事ですが…
ちなみにエンディングの曲とキャスティングは素敵でした。キーホイクァンさんは勿論ですが、なんといってもジェイミーリーカーティスさん
アカデミー賞助演女優賞本当おめでとうございます。ハロウィンから大好きです。
面白くないギャグを真剣に演技するキャストは凄い。
面白くない=カオスって事なのかしら。
センスがないように見せかけてる映画だったら思う壺にハマったと思う。
しかし、この作品をブラムハウスが作ってたらどうなっただろうか。。
恐らく寒いジョークではなく面白いジョーク&1.5hでまとめ上げられた気がする。
A24に関して思う事
ミッドサマーもそうだったけど
知ってると知らないではそもそも価値観が変わる。
知ってる人からすると「あーはいはい、アレ風にやりたかったのね」って感じだし、知らない人からすると新しい!面白い!になる。
ただ、知らない人にクリエイティブすぎる作品を観せるとよくわからないって言う答えになる。
一般枠と女はいつでも謎だ。
ただ、モテ男と売れ線はその謎にハメるのが上手い。
ブラムハウスや文化系な人達はモテないし売れない。