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DAU. New Man(原題)のどど丼のレビュー・感想・評価

DAU. New Man(原題)(2020年製作の映画)
1.7
劇場公開分の2作品両方とも散々disっといて観ました。

「DAU.退行」で"new man"=「超人」化計画の被験者として参加していたマキシム青年にフォーカスしたスピンオフ作品。「退行」からの使いまわしがほとんどかつ他のシリーズ作品と比べても短いから手抜きと言われても仕方ない、マキシム視点での「DAU.退行」ダイジェスト版って感じ(ちょっと工夫したTVアニメの総集編映画みたいな)。そもそもマキシム自体過激すぎて世に出せるシーン少なかったのではと……。

「DAU.退行」で極悪非道の共産主義者として描かれていたマキシムだが、残忍な描写をカットし彼の過去や恋愛模様に焦点を当てることで暴力性以外の人間性が強調されて見えた点は良かった。彼のピュアで真っ直ぐな人間性が一辺倒でイカれた主義主張を強めている反面、彼女(ヴィカ)の方はその性格の部分に惹かれていると。実際にネオナチである役者がそうなった要因の一端も垣間見えたような。

ただ恋愛描写がどうにも無理矢理感あってアレだったな……。セックスシーンがイヤイヤなのか"タチ"が悪かったのちょっと笑ってしまった。

https://www.dau.com/en
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