くぅー

渇水のくぅーのレビュー・感想・評価

渇水(2023年製作の映画)
3.5
“初めて流れを変えたくなったんだ。”

»日照りが続く夏、妻と別居中の水道局員の男は、水道料金を滞納する家庭に出向いては停水する業務に就いていたが、ある日蒸発した父親の代わりに夜に出かけて稼ぐ母親と幼い姉妹の家庭を訪問して規則通りに停水するが、やがて母親も家に帰らなくなる。

はい、今年はやたら水を扱う作品が多いなぁと見始めたが…深くなりそうでならないまま流される様に見終えた感じで。

うん、虚無感に迷える主人公ってのは感じたが、渇いた感じがしなかったのが大きいのか。

と言うか、社会派作品に振り切っても良かった気もするけど…本作もいい感じに持っていきたかったのか、何ともしっくり来なかった余韻。

いや、これは暑い夏に見るべきだったのか…見方を間違えたのかも。

なお、俳優陣では、生田斗真…ドライな演技は見てとれましたが。
磯村勇斗…一歩引いた持ち味は出てましたね。
門脇麦…巧さは披露してましたけど。
子役よ山崎七海に柚穂…いい味出しまくりでしたね。
さらには、宮藤官九郎に宮世琉弥に、尾野真千子に篠原篤に柴田理恵らのサポートは良き。
くぅー

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