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フウン姉さんの最後の旅路のnatsumiのレビュー・感想・評価

フウン姉さんの最後の旅路(2014年製作の映画)
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滑り込みでノーマルスクリーンで鑑賞。フウン姉さん率いるベトナムの旅芸人たちを追ったドキュメンタリー。芸人たちはいわゆる(はっきりと言ってはいない)ゲイ、女装家、トランスジェンダーやなんらかの理由で帰る家のない若者たちが多い。世間はそんな彼らに仕事に就くことを許さない。しかしフウン姉さんは彼らを一座に迎え入れ、仕事を与え、支援する。ボールカルチャーのハウスのマザーっぽい。苦悩はあっても明るく振る舞うフウン姉さんの元で自分らしく振る舞っている子たちを見ていると微笑ましい。エンターテイナー精神がある故カメラにどんどん話しかけてくる。それまでとトーンがガラッと変わりタイトルの意味がわかるラストは心が痛い。子供達の未来が心配になる。
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