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40⽇間の沈黙のmingoのレビュー・感想・評価

40⽇間の沈黙(2014年製作の映画)
3.3
トークメモ

ソ連時代には女性の就労や教育機会が与えられていた。女性の社会進出進む。女性の意思は尊重されるようになったかといえばそうではなく家族として妻、母としての役割は維持されていた。2010年からウズベキスタンの南部の村にステイホームさせてもらったがそこのお母さんから「女性は自立した存在ではないから、絶対に結婚はしなくてはいけない」とよく言われていた。4人の女性の登場人物、頼るべき人物が不在。苦悩が伴うことは想像にかたくない。ビビチャは40日間沈黙を貫く誓いをたてる。外部との接触を断つ。過渡期を意味している。父親との不仲が原因と暗示されている。ハミダは出戻りで村の生活に居心地の悪さを感じている、シャリファは父親不在、サオダートは夫との関係で傷を負った関係。つまり全員、自分を庇護する家族がいない。ハミダが意識を失ったビビチャを救出、40日間の末ビビチャが得たものは何か。女性の苦しみでなく、個人の意思や希望みたいなものを描き出そうとしている。ウズベキでは撮影許可がおりなくタジキスタン撮影出てる人もみんなタジク人ダジ語を話している。2016年の新大統領就任後、徐々に言論活動も自由に。
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