西田千夏

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。の西田千夏のレビュー・感想・評価

1.0
【2023-329本目】



私には合わなかった。
森のアンティーク風なテイストは好きやったけど。

でも、多分この世界観とドレスが似合うのは彼女らしかいないね!
謎にWes Anderson作品が見たくなったけど。笑

だからこそ、デブスという本作で語る「美しい」とは真反対の人が見て良い作品ではなかった。
視聴してしまい、すいませんでした。


でも鑑賞したからこそ、
デブでブスな私には響くものが沢山あった。
世間はバカとブスに冷たいからこそ、
私は今のデブスでいようと!

私は1人が好きなので、ブスで居ればきっと人から構ってもらうことはないだろうと。
そして、「今の女子皆、同じ顔に見える」って言われたり、聞いたりするのが嫌いなのでブスでいれば、きっと美人の中にいても「いや、こいつは論外だわ」と“今の女子皆”からは除外される。

というマインドを持っているので、
それを話すと人に引かれる。何でやろ。


ルッキズムとか見た目の美しさや質の素晴らしさに拘ったテーマの作品やけど、私は今の私(ブス)の状態こそが素晴らしいと改めて気付かせてくれる作品でした。

ただ、会話が多過ぎて先に進んでる感がなかった。というか、「もう、そういうのいいで早くして」って言いたくなるやり取りとか展開が多かった。
けど、しゃーない。福田監督だ。


『赤ずきん』で思い出したけど、
ディズニーで『赤ずきん』とかやりそうなイメージやったけどやらないのが意外だった。


岩田剛典くんが、王子様やったら世界は戦争せーへんと思うで?
ある意味、王子の婚約者を巡る戦争が起こるかもしれへんな。

むしろ、橋本環奈ちゃんが探偵やったらもっと殺人事件起きそう。
「事件起きれば、橋本環奈に会える」とかって。


シンデレラには、意地悪な姉妹や継母、ガラスの靴とかっていう欠かせないものが出てくるけど、赤ずきんの方は狼とかお婆ちゃんとかの赤ずきんならではのものがあまり出てこなかったイメージ。
そう思うと、赤ずきんにした理由とは何…?