Kota

ボーイズ・ドント・クライのKotaのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
3.3
“あなたの性別なんて関係ない。”

性同一性障害のブランドン(ヒラリー・スワンク)は、田舎町で自分は女性であることを隠しながら過ごしていた…。90年代の痛々しい実話を元にしたこの映画は、性への無慈悲な偏見を映像化して伝えるという事の先駆けになった作品。

トランスジェンダー映画を“キンキーブーツ”、“トランスアメリカ”と連続見たけれど、二つともカミングアウトできた上での話なのに対し、この映画はカミングアウト出来ない事の苦しみを描いている。差別しか出来ない人々の中、人間として彼女を愛したレナ(クロエ・セヴェニー) が唯一の希望だったな、あとは胸クソ。ヒラリー・スワンクは本当にボロボロになる演技が上手い…。
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