「もしも戦国武将がスマホを持っていたら？」という設定と、全編スマホ画面のみという演出で好評を博し、第58回ギャラクシー賞フロンティア賞、第47回放送文化基金賞を受賞した「光秀のスマホ」シリーズ待望の続編です。
今回の主人公は、新選組副長の土方歳三（窪田正孝）。
“鬼の副長”とも呼ばれ、強くてイケメンイメージの強い土方ですが、今回は地方から出てきた若干オラついたお兄ちゃん。
“土方史上最も親しみやすい土方”が、武士としてSNSでバズることに憧れて上京し、地元仲間の近藤 勇（山田孝之）とともに新選組を結成。
池田屋事件で見事バズり幕臣に取り立てられるも、大政奉還によってその身分とフォロワーを失いながら新政府軍との戦いに身を投じていくまでを描きます。
功名心のみで武士になりたかった土方歳三が、フォロワーを得るためバズるため暴走していくのが、LINEで山南敬介と泥試合したり、池田屋事件をインスタライブで中継したりなどは面白かったし、オラついた土方歳三を演じる窪田正孝と近藤勇を演じる山田孝之の演技は良かったが、前作のような意外性に欠けた「〜のスマホ」シリーズ第２作。
