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泥の沼 シーズン1のShinMakitaのレビュー・感想・評価

泥の沼 シーズン1(2018年製作のドラマ)
1.7
1980年代初頭のポーランド。田舎町の地元紙「クーリエ」の記者ウィテク・ヴァニッツは、新米のピョートル・ザジツキとともにある事件の担当になる。それは、森の中で社会主義党青年組合議長グロフォヴィヤクが娼婦リトカと共に殺された事件。発生翌日にはリトカの同棲相手ウォズニヤクが逮捕され、自供もしておりスピード解決している。退職を控えたウィテクは乗り気じゃなかったが、ザジツキはリトカの仕事仲間などを丹念に取材。ついに娼婦仲間ナディアから、ウォズニヤクのアリバイを聞き出した。しかし後日、ナディアは姿を消してしまった。さらにウィテクの周りをキナ臭い連中がうろつき始め、「取材をやめろ」と圧力をかけてくる。ウィテクはザジツキに手を引くよう忠告しつつ、独りで別の事件を追い始めた。それは、政治犯ドレヴィッツの娘ユスティナとその同級生男子カロルの飛び降り自殺。自殺は偽装で、政治的トラブルに巻き込まれ2人が「消された」のかもと疑うウィテクだったが……


「泥の沼」。

ポーランドのドラマシリーズ。地味で乾いた話なんですが、味のあるドラマ。戒厳令下の社会主義国だった当時、体制の闇に呑まれていく2人の記者を描きます。終わりまで重苦しく、雰囲気重視の作品ですが、ポーランドの歴史を垣間見たければ、オススメ。
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