のんchan

ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルーののんchanのレビュー・感想・評価

4.8
さて今日は何を観ようかな?といつものようにU-NEXTを開いた途端、目に飛び込んできたこのドラマ⭐️ドラマはあんまり観ない私もこれは見過ごせない‼️

何を隠そう私、マーク・ラファロは別格で好きなんです💗
どんな役でも熟す演技力、そこにあの色気、渋み、声、甘えたような眼差し、母性本能くすぐられる💓

1話 60分 × 6話 を一気見、夢中で貪りました🥰

原作:ウォリー・ラム
監督・脚本・製作総指揮:デレク・シアンフランス(『ブルーバレンタイン』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』『光をくれた人』)

ラファロの役作りのストイックさ、作品への貢献度等、毎回唸るのですが、今回はまた凄かった😵
デ・ニーロばりの体重コントロールで挑んだのは一卵性双子役。

兄は妄想型統合失調症。精神安定剤などの薬の影響で弟より一回り太めのキャラクター。それを特殊メイクやCGに頼らず完全に二役を演じ分けた。
まず9kg減量してから15週に及んで弟役シーンを撮影。その後5週間かけて18kg増量して兄役シーンの撮影に臨んだそうな。

5週間でそんなに太れるものかしら?
個人的には弟役の体重をこれからもずっと維持して欲しいな💕

ラファロの渾身の演技は、鬼気迫るリアリティがあり、ぐいぐい引き込まれて6時間の長さを全く感じなかった。圧倒的なパワーで魅せる熱演は、またもやハート♥️を鷲づかみにされました。


双子の兄トーマスの病気のせいで、弟ドミニクは子供の頃から兄の面倒を見て精神的にも支えになっていたが、常に足を引っ張られていると感じながら生きてきた。
父親の事を母から一切聞かされないまま母が亡くなってしまう。義父からは脅えて育った幼少期のトラウマがある。
恋愛結婚するも愛娘の死、離婚、自分の大怪我、そして兄が...
血縁のルーツを握る祖父の残した自伝。祖父が生きた時代へ遡り、壮大で重厚感ある物語と並行します。
様々な苦悩を乗り越えて過去を見つめ、人生を立て直そうとするドミニクの日々。

家族のルーツ、環境、記憶、錯覚、愛情、友情、信仰、後悔、再生...
サスペンスモード、ひたすらダークですが、やっぱり演技力なんでしょうね〜惹きつけてやまない。沼のようにハマって観続けてしまう。
こんな素晴らしいドラマに出逢えて感動が収まりません🥺


🌟2021年 第78回ゴールデングローブ賞
主演男優賞受賞
※リミテッドシリーズ部門/テレビムービー部門

🌟2020年 第72回エミー賞
主演男優賞受賞
※リミテッドシリーズ部門
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