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噂のチル姫のsuzu57のレビュー・感想・評価

噂のチル姫(2006年製作のドラマ)
4.0
ここしばらくパク・ヘジンにハマっています。
パク・ヘジンを語る上で、欠かすことができない「噂のチル姫」
見たいと思ってもTVでもネットでもやっていないので、仕方なく中古レンタルDVDを購入して80話を2週間で見ました。
面白かったです。

2006年というから、今から15年も前のドラマだけれど、古くささはあまり感じませんでした。
古いなぁと思ったのは、携帯とヒロインの相手役は「貧しいふりをしているけれど、実はお金持ち」という設定。
古いホームドラマやラブコメは必ず相手役は超お金持ち。
ああまたかと思いました。
また最後に「双子を授かる」というのも韓国ドラマでは今でもよくあるパターン。
韓国も出生率が低いから双子誕生というのは視聴者に喜ばれるのでしょうね。

パク・ヘジンはこのドラマ撮影当時23歳。
さわやかなイケメンで、まさに眼福。
最初の頃はセリフが棒読みだと思ったけれど、最後のあたりではとても自然な演技になっていました。
評判悪い走り方も、私にはまあ許せる範囲でした。

しかしパク・ヘジン以上にすごいと思ったのがイ・スンギ。
当時19歳で、おそらくドラマに出演し始めたばかりでないかと思うけれど、すごく上手い!
イ・スンギ演じるテジャは、最初はどうしようもない、いいかげんな若者で、あきれるばかりだったけれど、だんだん精神的に大人になり、思いやりのある男性にかわっていきます。
それがとても自然で感心しました。
入隊シーンはグッときました。

ストーリー的には、最初はミチルがかわいそうだと思っていたけれど、だんだんあまりにも感情的な彼女がイヤになり、
ソルチルは優等生タイプなのであまり共感できず、
トクチルは彼女よりも彼女が前夫に託した2人の子どもたちがかわいそうで、いくら新しいママがいい人でもやはりどうなったか気になるので好きになれず、
一番頭が悪いと思われたテンチルが、つらくても頑張る姿が健気で好きでした。

なにせ80話なのでもう二度と見ないと思いますが、パク・ヘジンの国宝級のさわやかお顔を拝めるというだけでも、このドラマの価値はあると思います。オススメはソルチルの家へ挨拶に行くスーツ姿の彼。
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